--  雑談・塾長のつぶやき--                                                                                                                                            学友舎高崎(学友舎 lab)
 
 
通信教育で回りを出し抜け                                    2012年/2月/8日
   (2014追記)
     商売敵も研究
     発展問題のあつかい方・・学習の道筋
     時たま起こること
   先取り学習の宣伝合戦
   通信教育の提出率
   最初うまくいくメカニズム
   途中で変わる事情
   中学入学直後の復習テスト
   学友舎の工夫
   塾長の言いたい放題



(2014年10月追記) 

    《商売敵(がたき)も研究》

      学友舎で使用している標準問題集とプリントのレベルは、進研ゼ
      ミ等通信教育の、ハイレベルや発展レベルの問題をカバーしてい
      ます。

      基礎から標準的内容をしっかりと身につけることを優先していま
      すが、進度が早い生徒さんは、それよりも難しい問題に挑戦して
      います。

      実際、小学生と中学生の教材は、シェアが一番の通信教育教材と
      比較検討しています。

      指導方法についても、通信教育の内容と方法は参考にして検討し
      ています。ただまねるだけではなく、学友舎独自の指導内容と方
      法があります。


    《発展問題のあつかい方・・学習の道筋》

      発展問題を解けば、その中で基礎も身につくとよく誤解されます
      が、大人と学習途上の子供は違います。

      通信教育は、教材が次々送られてきます。進度が早い中学校に合
      わせてありますので、学校でしていることと違う事をすることに
      なりがちです。

      復習をしっかりとしないうちに発展問題に進むことも常です。理
      解力が良くても、基礎の練習を飛ばして発展問題へ進むと、標準
      的内容すら身につきません。

      学友舎では、学力を高めるために、基礎から反復練習しながら、
      順を追って標準、発展へと進めています。


    《時たま起こること》

      たまに、通信教育教材に時間をかけて塾教材の復習をしない方が
      いらっしゃいますが、効果が半減します。

      さらに、家庭学習で通信教育に時間を割き、塾教材の進度が遅れ
      ますと、塾教材は初歩レベルまでしか進めないこともあります。

      学友舎では、通信教育教材を中心に学習することももちろんでき
      ます。
      ただ、学友舎で使用している通年教材の方が、大手通信教育の教
      材に比べて、発展問題までカバーしています。(基礎と標準はもち
      ろんカバーしています。)


(以下2012記)

【先取り学習の宣伝合戦】

   この季節になると、中学進学を前にして、通信教育の宣伝が激しくなり
   ます。
   3月には中学での学習内容の先取りをしている通信教育がほとんどで
   す。

   大手学習塾と、そこで修業した人が経営する中小学習塾も、3月の先取
   りを営業トークの前面に据えてきて、学友舎などは、「のんびりしてい
   て心配だ」と、生徒を引き抜かれることもあります。


【通信教育の提出率】

   この通信教育ですが、中学でクラスの何人くらいがついていけている
   か、ご存知ですか。
   塾で関係者から聞く限りでは、クラスで1人か2人です。
   学年でいつも3番以内、というような生徒さんがほとんどです。

   通信教育をするからと、塾へ行かない言い訳にしていることもありま
   す。

   通信教育会員になると配布される、勉強以外にも使用できる wifi タブレ
   ットパソコンは、中学生には魅力です。
   小学生には、SDカードが使用できるデジカメが付いてきたりします。


【最初うまくいくメカニズム】

   中学へ進学して4月の終わりころまでは、学校の授業は比較的ゆっくり
   進みます。
   3月は、卒業式の後に家庭学習の時間がとれます。4月は学校の進度が
   ゆっくりですから、送られてくる教材に目を通せます。

   通信教育受講者の皆さんにしてみれば、何しろ最初は、先取りしてクラ
   スの多くがまだ知らないことを知っていますから、安心できるし自慢で
   きます。


【途中で変わる事情】

   で、学校の授業が5月に進みだすと、次第に、学校や塾の授業と並行し
   て先取りすることは、忙しくて難しくなります。

   ここでわりきって、学校か塾中心に戻せば良いのですが、最初の頃の達
   成感がありますから、ふつうは、何とか続けようと、破局するまで続け
   がちです。

   先取りに追われて、学校の予復習がおろそかになり、授業が分からなく
   なって、先生から評価を落とされてしまうこともあります。
   授業に合わせて学習を進めている人には、授業中かないません。


【中学入学直後の復習テスト】

   中学に入学するとすぐに、小学校の復習学力テストがあります。
   学年順位が知らされるテストです。
   教科は、算数・国語・理科・社会です。今のところ英語はありません。

   この結果は、先生方の生徒さんへの心証と期待にも影響しますし、本人
   の中学での学習意欲も左右します。


【学友舎の工夫】

   学友舎では、そのようなことにも配慮しながら、小学校から中学校への
   移行期間の学習内容を工夫しています。

   「ゆとり教育」の簡単なカリキュラムは終わり、学校と並行して別内容
   を学習するには、時間的にもきつくなりました。
   現実のお話をうかがう限り、学校の授業とテストに合わせて学習してい
   く事が、限られた時間の中で、学力を効率的に高めるコツのようです。


【塾長の言いたい放題】

   まあ最近は、大手学習塾と通信教育会社が、3月に中学の先取り学習を
   しやすいように、多少わからない生徒さんはさておいて、2月初めに教
   科書を終わり、2月いっぱいを復習期間にあてている小学校も多いよう
   です。

    ここまで言ったら、言いすぎでしょうか。