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タブレット学習についての率直な疑問
2016年6月19日
タブレット学習の光と影
リンク
個人的な狭い世界での話としては
カナダに見る日本の未来とEU諸国のマイノリティーレポート
タブレット学習の光と影
物事には、あまねく、明るい部分と、その明るさに隠れた暗い部分があります。
人や物事のその二面性を、全体として理解できないことを、心理学ではスプリティングと呼んでいます。
文部科学省の政策として、学校へも導入が予定されている、タブレット・パソコンとWi-Fiを活用した授業。
ネットで「タブレット 学習」と検索をかけると、えんえんと、その明るい未来を語るサイトと論文が現れます。
輝く未来へのあらすじは、
電気通信事業会社の創業者の方が、熱く語っていらっしゃいます
。
明るい未来につきましては、それらのサイトと論文におまかせして、情報が偏らないように、影の面、否定的な影響について考察したサイトと論文へのリンク、を集めてみました。
文部科学省は、発達障害児への活用を手始めに、やる気満々
発達障害のある子供たちのためのICT活用ハンドブック (pdf)
筑波大学・文部科学省生涯学習政策局情報教育課
50年位前に、視聴覚教材導入で失敗しましたが、立ち直ったようです。
( 生徒が、機器の操作とうわべの見かけに夢中になり、内容の理解度が低下 )
教育学関係者は、もぐりでない限り、戦後教育史で習ったはずです。
まあ、歴史は再評価されたかもしれません。
影について考察したサイトへのリンク
(すべての意見に賛同しているわけではありません)
「
手書き」でノートをとることの意味
ratik
ICT授業はまだ弊害がいっぱい!タブレット端末の教科書で学習効果をあげろ
JCASTテレビウオッチ
タブレット学習は効果がない?
OKWAVE
チャレンジタッチを辞めて、チャレンジ(紙教材)に戻ることにした(3年生
)
ひとぅブログ
「
タブレット教育の問題点」
(子どもの時には学力ではなく学習能力を育てるのです)(5
)
森へ行こう(心と体と子育てと)
「
こんなのは論外だ!」
アマゾンの契約書に激怒する出版社員 国内130社に電子書籍化を迫る
BLOGOS
ついでに英語サイトを検索
google翻訳
などをご利用ください。
賛成と反対意見を比較するのに、便利なサイトです。
Should Tablet Replace Textbooks in k-12 Schools?
ProCon.org
google scholarで、2015年以降の研究を検索してみました。
ほとんどが、これから教育に導入するための、準備研究でした。推進するための研究です。
否定的結果を出した研究は、少数ですが、いくつかありました。
紙の辞典の方が優れていた、という中国の研究
Investigating the effectiveness of the uses of electronic and
paper-based
dictionaries in promoting incidental word learning
香港教育大学
使っても使わなくても差がない、と言う実験論文
DOES MULTIMEDIA THEORY APPLY ALL STUDENTS?
THE IMPACT OF MULTIMEDIA PRESENTATIONS ON SCIENCE
LEARNING
JOURNAL OF LEARNING AND TEACHING IN DIGITAL AGE
米国陸軍士官学校が、経済学入門コースの授業で、コンピューター機器を使用禁止にした、その根拠となった研究の報告書
( 2021年3月20日現在Google Scholarで検索しても出てこなくなりました。
DuckDuckGoだと出てきます。何か問題があったのでしょうか?)
The Impact OF computer usage on academic performance:
Evidence from a randamized trial at the United Sates Military
Academy
United States Military Academy
効果は見られたがごく少なく、統計的に有意ではなかった、という実験研究
Student Achievement: Mobile Devices in the Classroom Setting
(pdf)
Effect of Blending Learning on Student's Percent Increse in
Assesment
Scores
(pdf)
二つともミズーリ州立大学に提出された論文
宿題についての研究 これも統計的有意差はなし
Effect of Interactive Digital Homework with an iBook on Sixth
Grade Student's Mathematics Achievement and Attitudes when
Learning Fractions, Decimals, and Percents
南フロリダ州立大学
ОECD学力調査の結果
何かと話題になり、政策変更の論拠とされる国際学力調査。その結果が示唆することは・・・・
2016年現在、過去の調査結果を見ると、ICTを義務教育学校に取り入れた国々、カナダなどは、日本より成績は下です。
機器の改良と教育ソフトの進歩がありますから、何とも言えませんが・・・・
(
2018年調査では日本はカナダなどより下になりました
)
個人的な狭い世界で見聞きした話
賛美両論ありますが、賛成「多数」で、電子辞典とタブレットは教育現場に普及していきます。
個人的に経験したり聞いた話によれば、勉強が大好きな生徒さん以外が、それらの機器を利用した場合、成績が上がった例を知りません。
電子辞典では、目の前の学習課題に関係ない、付属機能を試すことに、半年から1年間を費やし、タブレットは、ネットサーフィンとゲームマシーンと化し、ネット接続による、架空請求を含む多額な請求被害も、しばしば聞きます。
インターネットに接続した場合、利用時間帯制限と視聴範囲制限を、セキュリティソフトでかけないと、ごくごく例外的なお子さん以外、ネットゲームとネットサーフィンの誘惑には勝てません。
ごくまれな成功例を持ち出して、夢を語って良いものでしょうか?
自分の子供で失敗した経験
タブレット学習からペーパー・アンド・ペンシルに変えて、中学定期試験の成績は100番以上あがりました。数学にいたっては、60点台から90点台へ。
しかし時すでに3年生、ありゃりゃりゃりゃ・・・でした。
思索を進める時は、ペンタブより紙と鉛筆の方が、圧倒的にワーキングメモリーに有利です。脳に負荷をかけません。最近はやりの理論から考えるなら、当然の結果です。
小さな画面で講師の話を聞くより、教科書や参考書の説明を読むほうが、能動的に自分の認知能力を動員しますから、結果は言うまでもありません。
成績が比較的良い生徒さんは、机の上に教科書・資料・プリント・問題集などを広げて勉強します。
それらを同時空間的に視野に入れて、考え、書きとめ、まとめます。
これをLEDディスプレイでしようとしたら。デュアルやトリプルでも不便です。
まして、ノートやタブレットの小さなディスプレー、ことによってはスマホでは。
まあ、近頃の大人向け通信教育はスマホで視聴することが前提です。小さな画面からのべつ幕なしに講師の声が流れてきます。
教育は二層分化する予定なのかもしれません。
説明を聞いて覚える層と、総合的に思考する層に。
二つの層を職場で関連させるアクティブラーニング。
カナダに見る日本の未来と EU諸国のマイノリティー・レポート
「タブレット端末の学習効果」とは別の話題ですが、海外では普通に報道されている、子供たちの健康への影響、という話題があります。
次のカナダのネットニュースを見ると、タブレットやラップトップが採用された学校風景を見ることができます。
Cross Signals: Dangers of Wifi
16×9(YouTubeニュース番組)
廊下と教室の天井には、WiFiの無線ランルーターがえんえんと埋め込まれています。
カナダでは登校拒否や健康被害をめぐって、かなりもめたようですが、その後どうなったのでしょうか。
日本より、電子機器に対する電磁波規制が厳しいヨーロッパでは、児童生徒の健康被害についての危惧から、公的機関が、小中学校へWifi機器を設置しないように、勧告した例もあるようです。