-- 中学生 Q&A -- 学友舎高崎(学友舎 lab)
宿題の効果的なやり方ってありますか
2012年に教科書が改訂される前は、宿題を提出すると、提出したことそれ自体が評価されました。
解答を丸写しして、全問正解の丸を付けて提出する人がたくさんいました。
教科書改訂とともに、国の教育政策が変更されました。
宿題をする中で学び取ったこと、宿題をどのように勉強したか、それらが、提出したという事より評価されることになりました。
学友舎はその点に配慮して、宿題の仕方を助言しています。
家庭学習では、教科書と参考書を見ながら、自分で調べて考えてみてください。はじめて習うことはわからないことも出てきますが、まずは自分で考えてみることが大切です。
宿題は提出しないといけませんから、考えてみてわからないときは、解答集の解説を参考にします。
そうしてから、塾へ来た時に何でも質問してください。
さすがにB問題を一人で家庭学習するのは大変ですが、塾でヒントと説明を聞きながら考えることが大切です。
とにかくヒントを参考にして、自分で調べたり考えてみることが大切です。説明を聞くのはその後です。
1年生と2年生の時はひとりではわからなくても、ヒントと説明を参考にして考えて練習しておくと、3年生で自分一人でできるようになります。
今は平均点が目標の人、まだほとんど覚えていない理科第2分野と社会の宿題をする人は、また違った方法が効果的です。
余裕がある人は、塾教材の基礎のページに目を通して、基本的なことを確認してから学校の宿題へ進むと、ただ正解を書きこむより、練習になります。
時間の余裕がない時、平均点が目標の時は、ワークが宿題なら、1ページごとに解答と解説を読んで、正解を暗記する練習をします。
この時、書きこまずに口で言えるように、練習する事がポイントです。
書きこむと、覚えるための繰り返し練習ができなくなります。
また、人は問題を考える時、書きこんだ文字ではなく、言葉の音を手がかりにして、おぼえた知識を役立てます。
次に、一度問題を覚えた後,解答をふせて問題を解きます。
この時は正解を書きこみます。それから採点します。
すると、自分が覚えやすいことと覚えにくいことを区別できます。
後で復習しやすくなります。
塾でわかったことは、テストまでに復習すると効果があります。最初わからなかったこと、覚えていなかったことは、3回復習するとよくできるようになります。
人の記憶には数分から数時間おぼえている短期記憶と、一生おぼえている長期記憶があります。この練習方法の記憶は短期記憶です。
そこで覚えたことは、残念ながら次の日には半分以上忘れます。
それにめげずに何回か復習すると長期記憶になります。
この仕組みは、ネズミを使ってDNAとRNAレベルで研究されています。
成績が良い人は小学生の時に勉強する中で、この事に気づいています。
にがてな人は、例外なく、一度覚えると安心して復習しません。次の日に忘れています。
学友舎では以上のようなことに配慮して、宿題について助言しています。
≪ back Q&A へ