--  お知らせ2015 --
 



《中学数学 左手の活用》               (2015年11月5日)

数学の学習では、ケアレスミスによる計算ミスを少なくすると、同じ時間に勉強できる内容が増えます。

ささいな計算ミスを繰り返すと、その間に、ミスの少ない同級生は先に進みます。
塾をしていると良くわかるのですが、この差が、1年間や数年間、積もり積もると、ものすごく成績に影響します。


そこで、いろいろ工夫していますが、その一つに、左手の(人差し指の)活用があります。
学友舎では授業中に、必要に応じて、実演して指導しています。
人の方々が事務仕事でデータを集計する時、左手(非きき手)の指先で元資料の
該当する項目を指し示しながら、右手(きき手)でパソコンに打ち込んだり、シートに書き込むことがあります。

これはとても便利で、ミスを減らして、かつ疲れません。
一方、中学生と小学生は、このような工夫は、教科書に書かれていませんから、学校では教わりません。

表からグラフをかく時や、問題文に与えられた数字や座標の値を文字式に代入する時に、ケアレスミスをなくします。


受験勉強業界のカリスマと、文部科学省の全国学力テストを請け負っている大手通信教育のサイトも、指さしの効果にふれて推奨しています。

計算ミスを可能な限り少なくして、学習内容を増やすための工夫として指導します。
よろしくお願いいたします。

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大本のアイデアネタはこんなところです。

  発達における機能連関に関する研究 (奈良教育大学 田辺正友元教授)
  確認作業に「指差し呼称」法を用いた時の前頭葉局所血流変動の比較
                (広島大学大学院保健学研究科のみなさん)
  左腕優位--両腕動作中にのみ発揮される左腕の秘められた能力--
   (ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン 海外特別研究員 横井惇氏)
  Hand-Eye Coordination Improves Cognitive and Social Skills
                        ( Psychology Today)
                           (2015年11月5日)