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【最近の授業からいくつか】             2018年6月25日

中学・高校生とも、授業は、引き続き、「学友舎の学習の進め方」にあげました仕方で進めています。


中学3年生は、期末テストが今週で終わります。夏休みにかけて受験対策の復習に入ります。
受験対策は、個人にまかせておくと見当はずれなことをしがちです。こちらからの指示を増やします。
学校からの夏休み課題は、量のわりに効果がないことがままありますので、学友舎では塾の教材を使用します。(関連記事はここ)


また、高校生は、学校により授業の進め方が変わってきたのかもしれません。
高崎経済大附属高校と藤岡中央高校の生徒さんの、春休みの宿題と1学期の数学の進め方を見ると、入学前の数学教科書の予習がほぼなくなり、高校生がつまづきやすい数学Tの導入部分の計算練習に、1学期のほとんどをあてていました。


中学生は、学習方法が明らかにまずい場合を除いて、ご本人の試行錯誤と回り道を許容した方が、1年から2年のスパンで見ると、結果的には近道になります。
中学3年生での受験勉強や高校進学後の学習が、家庭学習も含めてうまく進むようになります。

そこで、個人の今までの学習歴からの発想と学習方法の好みを許容して、横やりを入れることをひかえていますが、必要に応じて、次のような事についても指示しています。

英語
   ・フォニクス(カタカナ版から発音記号の利用へ)
   ・スラッシュリーディングを応用した英文の理解と暗唱練習
   ・これから社会で求められる英語能力に対応した学習方法
   ・単語つづりの暗記練習方法
   ・誤りに気づくための見直しの練習

数学 
   ・式の途中を飛ばさずに書く練習(不必要な暗算でミスしない手立て)
   ・分数式の罫線ノートへの書き込み方
   ・繰り返し練習のための印の書き込み(無意味な○つけは必要ないこと)
   ・誰が読んでも識別できる数字を書く必要とワーキングメモリー
   ・因数分解等の公式の応用しやすい覚え方(○と▲の活用)
   ・誤りに気づくための見直しの練習

国語
   ・意味の理解があいまいな語句を国語辞典で調べてから、読解問題を解
    くこと(そのために語句の意味理解をチェック、調べる語句の指定)
   ・誤答がなぜ間違いなのか考える練習

理科/社会
   ・通年問題集を中学3年時に受験対策にも利用するための手立て
   ・問題集の利用方法(1度目は教科書と解説を見ながら、2度目は何も見
    ないで解くこと)
   ・問題集を利用した暗記方法(音読から書き取りへ、記憶できない項目を
    確認したら、楽譜の暗記のように初めから繰り返すこと)

学習方法の注意点 
   (これらはさしでがましくなりますので、究極の事態でしか話しません)
   ・学校の問題集に教科書を見ながら書きこむだけでは、平均点は難しい
    こと  (関連記事はここここここ)
   ・覚えるためには過剰学習が必要なこと
   ・特に好きなこと以外は、記憶しても次の日には半分以上忘れること
   ・テスト前日の詰込みでは考えることが必要な問題が解けないこと
   ・テスト直前への振替は勉強時間を減らし、テスト得点を下げること
   ・シャープペンの芯を出す長さと筆圧に応じた芯の濃さ
   ・言葉の音を無視したアイコンとしての記憶では、最近のテスト問題に
    歯が立たないこと(思考には音声の記憶が必要なこと)
   ・まだ覚えていないことを思い出す努力は時間をむだについやすこと
    (できないことは素直に認めて、練習に時間をあてた方が得なこと)



時たま、テスト問題文の不備やあきらかな誤りについての質問もあります。
中学生や高校生になると、事実と論理にもとづいて筋を通したくなります。質問には、事実に即して率直に答えています。

一方で、「人と屏風は直ぐには立たぬ」ということわざがあります。
学友舎としては、ご本人の学校での立場が不利にならないように、教科担任の先生の性格等をおうかがいしてから、対応を助言しています。