--雑談・塾長のつぶやき-- 学友舎高崎(学友舎 lab)
パソコンのボタン電池が完全に切れるとこんなでした 2019年3月24日
学友舎の事務用パソコンは購入してから5年経ちました。
何度か不調をきたしました。
ウインドウズを再インストールしたり、マザーボードのソフト (Bios) をアップデートしてしのいできました。
最近スリープからの復帰で画面がとぶことが増えていましたが、突然、スタートボタンを押してもリセットボタンを押しても、全く反応しなくなりました。
黒い画面でストップし、ファンクションキーをいろいろたたき回しても、ビープ音が1回なるだけ。セーフモードも利用できません。コマンド画面も表示されません。
ネット販売店(ドスパラ)のサポートに電話しましたが、解決せず、箱に詰めて送れといわれました。
それはそれで、修理に出したら、役得でハードディスクの中身を全部見るのは世間の常識(?)です。
社外秘コンフィデンスデータはUSBをハードディスクの代わりにしています。
とはいえ、ハードディスクを取り出して別のパソコンにつなぎ、OSがあるパーティション以外のデータを、バックアップして削除しなければなりません。
そんな面倒なことはしたくありません。とりあえずケースをあけて内部を見てみました。
部品の組み合わせを自分で選んで注文するパソコンです。大手メーカー品と違い、ケースはねじ2本をはずすとすぐカバーがはずれます。内部も増設用の空間で見通しがききます。
耐衝撃性を無視すれば、メーカー品の2分の1か3分の1の価格で、同じような性能が得られます。
すると、あけてびっくり何とかで、サイドフロー型CPUクーラーの冷却アルミフィンが、静電フィルターとして機能したらしく、綿ぼこりにおおわれていました。おかげで他の部品はほこりがついていません。
しかし、これではクーラーではなくウォーマーです。
サポートに電話して、このパソコンのCPUとマザーボードは、温度が高くなるとフェイルセーフ機能が働くのか、焼き切れるまで動くのか確かめました。
温度が高まるとストップするとのことでした。
内部を目視したところコンデンサー等の破損は見当たりません。
配線が外れたかとチェックすると、一番奥まったところにCR2032と刻印された巨大なボタン電池が見えました。
サポートにボタン電池が完全に切れるとどうなるかと質問したところ、要はCPUが機能しなくなるとのこと。
それならばと500円で買ってきました。
交換作業にかかると、さすが組み立てパソコン。電池を交換するためのスペースは配慮されていません。つまようじと割りばしを使って、ケースを微妙に傾けて何とか電池のロックを外しました。
電池を交換してスイッチを入れると、正常に機能しました。スリープと休止からのウェイクも、以前より不具合が減りました。
ついでにおまけで、古くなったモニターの色合いを調整しました。
大切なデータはDVDディスクにバックアップして、もうしばらく今のパソコンを使います。
パソコンのボタン電池が完全になくなったことは初めてです。
これはアナログ的にではなく、突然ゼロになるようです。
その際に、つないでおいたUSBメモリーがやられました。データが3分の1くらい虫食いです。
電池は時々交換した方が良いようです。電池が完全になくなると、スイッチを入れても、LAN等の配線ソケットを照らすLEDが全部消えたままでした。