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最近の授業から(中学:フォニクス・高校:電子軌道と分子構造)
2021年7月31日
夏休みもはや一週間が過ぎました。夏期講習の季節です。学友舎も、夏休み明けテストも視野にいれて復習を進めています。
まずは質問と要望を出していただき、その点を補習します。続けてこちらから、一人一人の一学期の学習状況を振り返って、課題を提示します。
中学1年生は英語フォニクスの復習から始めました。
英単語の読み書きの学習方法はいくつかあります。漢字のようにおぼえる、という伝統的方法もありますが、それはじっちゅうはっく(十中八九)挫折します。
ネイティブが一度は学習し、文部科学省も進めているフォニクス、ちゃんとした英語教室は10年以前から取り入れていました。ネットで検索すると花盛りです。
DuckDuckGo検索より
しかしなぜか、学校では練習しません。なぜなのか推測すると楽しいところです。ディスレクシアの問題が浮上して、やぶ蛇だからでしょうか。
軽度の鏡映文字(dyslexia)についての対応・・・(英語・数学・社会)
学友舎では、中学進学前にフォニクスを学習します。次のような教材を使用します。
都麦出版 アルファベットの名人
かなり小学生向けなので、今年度、中学進学前の生徒さんには受けがいまいちでした。発音記号の代わりにカタカナを利用したためかもしれません。
それもあり、夏休みは、中学生向けのフォニクステキストで復習を進めています。この期間に発音記号も含めて徹底的に身に着けます。
教材は次です。小学生用に比べるとかなり高度です。この出版社、イラストがダサいのは伝統です。
都麦出版 スーパー英語Vol.1
教材が高度になって、真剣さが増しました。効果もあがっています。
高校生も同じ様に進めています。今回は、塾を始めてから初めて聞いた質問がだされました。
工業高校の生徒さんから、化学の質問です。共有結合分子の立体構造について、さすが工業化学科、先生のプリントには立体構造の推測方法が簡潔にまとめて書かれていました。
生徒さんの質問は「なぜそうなるのか?」でした。
化学が勉強したくてあえて工業に進学された生徒さん、こちらも内心「オウ!」でした。
20年くらい前の受験参考書には次のような記載があります。
旺文社 大学受験 精選化学IB・II問題演習
これは完全に大学初年度の内容です。近頃よく使用されている化学参考書や問題集に、この記述はありません。
私は化学専攻ではありませんので、これは大学へ進学してのお楽しみです、と話して、次のような大学初年度用テキストを見せて、大雑把に説明しました。
化学同人 コンセプトで学ぶ有機化学
私に負けず高校生、少しばかりちんぷんかんぷんでしたが、挑戦したいとのことでした。
こういう疑問は抱かず、教科書と問題集に集中できる性格の方が、結果として、大学進学もうまくいき、化学職につけると思います。
この国の未来を誰が作るのかは、また別のことかもしれません。
この話は金属の自由電子はなぜ自由なのかという疑問に飛びました。しかし高校生立派でした。遷移元素と典型元素の最外核電子数と、s p d 軌道の充填順位の違いは、しっかりとイメージしていました。
その話から、結合性分子軌道と反結合性分子軌道の話になりました。大学進学志望の生徒さんでした。進学意欲がましたかと思います。それも学友舎の役目です。
名城大学の講義用パワーポイントより
高校の定期試験と大学入試には関係ない内容ですが、想像力を羽ばたかせるのも塾のお役目の一つです。
中学と高校は原子の電子軌道までです。分子の電子軌道に興味がおありの方は、国立科学博物館のサイトを訪れてみてください。電子雲のイラストがあります。
国立科学博物館で学ぶ物理学 〈シュレディンガー方程式/原子の電子雲〉