--  お知らせ2015 --
 



最近の授業から 
 (小・中・高・・中学高校生は中間試験をふりかえって) (2015年10月13日)

《小学生》

国語 通年教材が進んでいる塾生さんは、塾備え付けの問題集を利用して  います。

5年生と6年生は、新出語句が増えてきましたので、語句の意味調べをしっかりとして、読解練習は飛ばさずにじっくりと考えるように配慮しています。
(夏休みは、作文に生かしやすいように、少しばかり新出語句が少ない教材を多読しました)

年度途中から入会された方は、塾備え付け教材で補習してから通年教材へ進みます。

算数 5年生は、多角形の角度から公倍数と公約数に入りました。6年生は、立体の体積から場合の数に入りました。

小学生は各学年で初めて学ぶ内容につきましては、具体的に補助図を書きながら考えること、を大切にしています。

例えば、公倍数については、中学と高校で出てくる素数の積であらわす方法を応用した簡易計算法は使わずに、数直線に倍数を書き込む方法を練習します。
公倍数は大きい方の倍数から、公約数は小さい方の数の半分以下の約数から考えると簡単に解ける、などのコツは指導しています。

数直線の視覚的イメージと照らし合わせて、公倍数や公約数を考える練習をしておくと、中学高校で多少難しい問題に遭遇した時に、自発的に対処できるようになります。


場合の数についても、樹形図や組み合わせの表をかいて考える中で、高校で学習する「和の法則」と「積の法則」に、具体的に気づくようにしています。


小学校で具体的イメージを利用して考えたり、九九の計算を利用した計算練習をすることは、意外と中学での数学の学力を支えています。

小学校で、図を書いたり計算する経験が少ないと、中学から高校に進学した時に、新しく学習する考え方は理解できますが、問題が解けない(途中の作図と計算ができない)、となりがちです。


学友舎では、小学校低学年の算数で足し算と引き算を学習する際に、計算のパターンを覚えるだけでなく、テープ図数直線を書くことを徹底しています。

このテープ図、小学校低学年で徹底的に練習しておかないと、小学校のテストでは90点から100点を取れますが、中学でつまづきます。

小学校低学年でテープ図と数直線を、思考力の中にくみこまないと、後日どうなるでしょうか。

経験的には、中学校へ進学してから、問題を解く中でテープ図と数直線を自然な発想として利用できるようにするために、週2回の指導で半年から2年間の補習が必要になることがあります。

《中学生》

定期テスト
昨年度から継続されている方は、中間テスト対策については、教科を絞って高得点を取る方法と、全教科を同じように学習する方法とに分かれました。
個別指導ですので、限られた時間をどう活用するのか、についてはご本人のご要望に配慮しています。

結果は、時間をかけた分だけその教科の得点が増すことになりました。限られた時間ですので難しいところです。


定期試験問題が返却され始めましたので、復習をしています。復習方法を少しばかり変えました。

学校でも復習がありますので、特に難しかった問題と、苦手科目で試験対策が今一つ不十分だった科目の復習に絞り、なるべく早く期末テストを目指した学習に入ることにしました。

1年生と2年生は、難問についても復習します。

(中学3年生の模擬テストで正答率が1割前後の難問の練習は置いてお いて、夏休みから始めた英語・数学の受験用復習教材を使用して、標準的内容の復習をご希望の方は、そのように進めています。)

3年生は、入試を目指した1年2年内容の復習時間をとるために、定期テストの復習につきましては、高校入試志望校との関連で範囲を決めています。

1年生と2年生で、基礎の学習が課題の方は、中間テストの復習はせずに期末テスト範囲に進むことがあります。

(時間的制約からの判断です。期末テスト範囲を学習する中で、必要 なさかのぼり復習はそのつど行います。)

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テストの設問について、特定の先生が作成されたテスト問題について「設問がおかしいのではないか」という疑問が塾生さんからいくつか出されました。
理科(鉄の酸化にともなう温度)と国語(「夏の葬列」の主人公の感情の変化)です。

確かにおかしい問題が一部ありましたが、学友舎としては、学校の先生にそれをぶつけることはひかえておいた方が無難だ、という趣旨の助言をしました。
(同じ先生が毎回同じような問題を出題していますので、ごたごたするかもしれません)

学校でこの件について問題提起する際は、対処を工夫いたします。
その際は、お申し出ください。

     個人的な思いは別として、学習塾の講師としては、それはあまりお勧め
     いたしません。問題提起して増える得点は2点とか4点です。

塾問題集の利用方法
以前から、現在の学力により塾問題集の利用方法は多様でした。
初歩の基礎問題から始める人もいれば、応用問題から始める人もいらっしゃいました。

初歩的内容の確認にあてる時間を節約するために、学校の授業ですでに学習した範囲を後追いすることもありました。

塾問題集の利用方法については、授業の中で、一人一人に学友舎からご提案します。
家庭学習の時間が増え、学習量が増すような提案となります。

学友舎で初歩の基礎問題から学習を希望される方は、標準から発展問題を学習する時間が足りないと感じた時は、追加出席をご利用ください。


学友舎は、まだできない事わからないことを練習し学習する教室としてご利用ください。

特に苦手ではない科目につきましては、家庭学習でできるような基礎問題を学友舎で解いてそれで満足しがちです。
学友舎では、そこから次のステップへ挑戦することを練習します。

数学テストの実践的解き方を練習しました
3年生は、数学について過去の模擬試験問題を利用して、テスト時間中の時間配分について練習しました。

小学校のテストは頑張って全問書き込めば80点から90点を取れます。
中学の数学テストは、成績を10段階に振り分けるために、平均点が60点前後になるように作られています。

時間制限がなければ80点から90点取れる問題も、時間制限がかかると、確率的にケアレスミスと設問の誤読が生じて、平均点が60点くらいになります。

また、入学試験や模擬テスト(確認テスト)は平均点が40点前後となることがあります。
科目によっては、学年一位の人でも解けない問題が含まれます。

苦手科目につきましては、全問をやみくもに解くのではなく、ご自分の得点目標から考えて難しい問題は切り捨てて時間を確保し、ケアレスミスと誤読をなくして得点を高める事が大切です。

今年度入会された方への学習方法の指導
英語の学習方法と学校宿題への対処法について、実地で練習を始めました。

学習習慣に個人差がありますので、塾ノートの利用を含めて、学習方法についての練習は内容が一人一人異なります。

学習方法の指導と練習は大まかに2ステップをふみます。

まずステップ1は、「問題集に正解をきれいに書き込む作業と、宿題の自主勉ノートに教科書や参考書の説明を書き写すこと」だけでは学力は身につかず成績は伸びないこと、に気づくための練習です。
理解を確実にし知識と問題の解き方を身につけるための作業を、練習します。

ステップ2では、塾用ノートに、学習する中で気づいたことや問題を解くために必要な知識と注意点を、まとめる作業を練習します。
    
いずれも心理学・教育学で言うメタ認知の応用です。

学友舎ご入会以前の学習習慣とそれまでに受けた学習指導が影響しますので、進み方は一人一人異なります。

《高校生》

数学について、期末試験に向けて、教科書の進度に合わせて塾備え付け問題集を使った補習を加えます。

問題のレベルは、教科書で初めて学習する内容とセンター試験程度の問題をつなぐ内容です。
今週から始めました。

教科書内容の確認と学校の宿題のわからないところについては、引き続き行います。
                           (2015年10月13日)