--  お知らせ2016 --



【中学1年生数学 この時期に大切なこと】

 中学1年生の1学期のテスト範囲は、正負の数の四則計算です。応用問題は、
 2学期の定期試験あるいは夏休み明けテストから出題されます。


 正負の数の計算は、プラスの数とマイナスの数を数直線に表わして計算の意
 味を視覚的に把握することから始めて、最終的には、同符号どうしか異符号
 どうしかで計算規則をあてはめて計算する練習へ進みます。

 数直線を書き表して考えたり、カッコのある式とカッコを外した式とを相互
 変換する練習もします。
 また、絶対値の概念を使って考えたり、数の分類について全体を把握する練
 習もあります。


 それらの練習をはぶいても、計算はできるようになります。
 ところが、計算を進める中で、人間はそれと同時並行して、意図せずに、数
 直線や式の中のカッコのイメージをパラレル処理しています。

 これから高校生になってからも、中学生のこの時期に計算にかかわるイメー
 ジを豊かにしておくと、より高度な数学の学習に役立ちます。

 そのような点にも配慮して、定期テスト対策の学習を進めています。
 思考の回り道と近道を両方とも鍛える練習をします。
 

 テストにも出題されます。だまされたと思ってでもけっこうですから、回り
 道も練習してください。
 学年が進むにつれ、思考の近道の練習が増えます。その時の学習を支える力
 になります。
                                  (2016年5月27日)