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【最近の授業から ( 中学理科 電流と電圧の「水流モデル」)】2016年12月5日

中学2年生と3年生の電気についての学習にあたり、電流と電圧の「水流モデル」による説明をつけくわえます。

学校指定問題集は公式をあてはめた計算練習だけのようですので補足します。

今年度採用した塾テキストも、残念ながら触れていません。

本末転倒にならないように深入りはしませんが、水流モデルについては次のリンク先をご覧ください。
もともとの由来は、30年くらい前のアメリカの理科教科書でしょうか。
NASAの科学者もからんで、理科教科書がいくつか作成されたような記憶があ
りますが、ネットで検索しても、水流モデルの起源については情報が見つかりませんでした。

 電流回路をイメージする  りかちゃんのサブノート 中学理科自主学習支援サイト
 電流の単元における導入やモデル教材の工夫に関する研究 (pdf)
                  岡山県総合教育センター 報告書
 自作「水流モデル」による中学校理科「電流」単元の授業実践 (pdf)
              教育臨床総合研究14 2015研究


日本理科教育学会の学会誌に論文が載っていたりします。

水流モデルから電流回路を類推する理科授業に関する研究:ベースドメインの 関係とターゲッ
トドメインの関係を類推させるコミュニケーション活動を通して
           深谷市教育委員会学校教育課 益田氏(CiNii  NII学術情報ナビゲータ)

2016年度内に答申される次期学習指導要領の先取りでしょうか。


   水流モデルのアナロジーとしての限界については次のサイトに書かれて
   います。
    ウィキペディア"Hydraulic analogy"
    ジョージア州立大学 Hyperphysics
    "What's Wrong with the Water circuit analogy?"
                                   2016年12月5日